育児記録

子供が駆け回った時に追いつけるか心配な40代父の記録

学資保険は必要か?

子供の将来のために学資保険を検討した

自分の過去を振り返ると、大学の入学金がだいぶ高かったことを思い出す。親はあれだけの資金をどうしていたのかと思ったらきっちり積み立てていたらしい。 自分ごとになってみて、18年後にちゃんと学費を渡せるかが少し不安だったので検討。最終的に明治安田生命の学資保険にはいることにした。利率と信用度のバランスが決め手だった。

大学資金に300万以上はかかるらしい

積立額のゴールをいくらにするか考えたのだけど、国公立大学以外への進学を許さなかったとしても、少なくとも300万くらいはかかるようだった。私立医学部なんてなればもっとかかるのだろう。40代での子供なので18年後の私はもう60歳近く。情勢により肩たたきされて左遷されていたりしたら、いまの収入ほどはもらえていないだろう。うちの会社グループは50歳超えた時点で役員クラスまで到達していないと担当レベルまで落とされることになっている。

自分の身に何かあったときに、そのことが理由で選択肢が狭まるのは親として何か申し訳ない気がした。それが踏み切った最大の理由だった。

学資保険の目的を定める

積立だとか貯蓄だとか色々と理由はあるのだけど、目的がばらけると目移りしまくること必定なので定めることにした。「何かあっても最低限の学費は手に入れられるようにする」。これだ。学資保険をみると「外貨建てなので利率が良いですよ」や「利率が最も高いです!!」といった色んなうたい文句があるので目移りしやすい。

外貨建てなんて選ぶ人いるのか!?と思ったらかなりいるらしい。外貨建てはもっとも利率が良いように見えるのだけど、その時の為替相場がどうなっているかにより影響される。しかも、為替が悪くてもタイミングを選べない。将来の為替が分からないのに利率が良くても何の意味もない。どんだけ利率がよくてドルでは儲かっていても、返ってくるときに相場が悪かったら最悪だ。しかも保険会社側は一定の資金を満期返戻金用にタイミングみて円に換えておくことができるだ。なんて仕組み。

参考資料として過去10年の相場推移がでていたのだけど、これから先は特に不確実性が高くなる。中国が強くなるかもしれないし、アメリカが弱くなるのかもしれない。いまはドルが強いから良いけど、18年後には元(中国)が最強になっているのかもしれない。そう考えたら外貨建ては無い。何で選ぶ人がいるのかとても謎。利率に惑わされているんだろうな。

あとは利率や「死亡時保証」等が検討材料。この死亡時保証は、契約者の私が死んだら満額が18年後に子供がうけとれるというものだ。10年積立として、5年後に何かの事故で私が死んでも18年後に子供は満額を受け取ることができる。正確には税金がとられるので満額にはならないのだけど、積立ていたと同じだけの金額がもらえる。

利率を期待してはいけない

基本的に利率は期待しちゃいけない。気にするのは「18年後にその保険会社がまだ存在するか?」という点だ。この学資保険は保険会社が倒産したら全額消え去る。生命保険は保護されるのだけど、学資保険は保護されない。 なので、利率に惑わされて選んではいけない。利率が1%違ったとして、得られるのはせいぜい1万円とかだ。

子供のためのお金を分けて保管できるなら不要

基本的には貯蓄額が十分にあって、300万円を凍結できる人ならこういった保険は不要だ。利率も高くないし、不安定だし、場合によっては積立よりも受取額は減ってしまう。必要なのは、個別の貯蓄を積み立てていくことが苦手な人や、わりとギリギリで生活している人だ。

投資信託の積み立てを勧める人もいるけど、学資保険とはだいぶ色が違う。投資信託の積み立ては私が死んだら積み立てが止まるのだ。そこで終わり。そして途中で解約なんてこともできてしまう。

大事なこと最後に書こう

学資保険には2つの制限がある。「積立する人の年齢」と「積立開始時期」だ。保険商品を選んでからいざ申し込もうと思って断られたら涙目である。

積立する人の年齢は保険会社によりことなる。30代までしかダメとか、45歳までしかダメとか。積立する人が歳をとればとるほど死亡率は上がるし、積み立てをちゃんとできなくなる可能性があがる。そういう場合、リスクがあるので返戻金が減ることになる。あるいは、加入自体を断られる。

積立開始時期も大事。1歳の誕生日までといった制限や2歳までくらいが多い。中には生後半年以内なんて学資保険もあった。必要な金額が見えてきてからの積み立てだとダメってことだろう。

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