育児記録

子供が駆け回った時に追いつけるか心配な40代父の記録

義父の故郷に納税し、故郷の米を墓前に供える

ふるさと納税はあまり好きじゃない

「納める税金があるならふるさと納税で美味しいものを食べよう」といったことを否定しない。でも自分は好きじゃない。自分が生まれ育った故郷を応援する気持ちでふるさとへの寄付を行うのならやりたい。

私の故郷は政令指定都市の中でも有数の税収をほこる自治体なのであまり困っている気がしない。今暮らしている自治体の方が苦しい気がするので地元への納税を優先したい。そう思っていままでこの制度を利用したことがなかった。

ぐうぜん、義父の故郷のふるさと納税が目に入った

何となしにふるさと納税のメールをみて、そこに義父の故郷の名前を見つけた。

義父は亡くなっているのだけど、とても故郷を愛していたと聞いている。晩年は故郷に帰りたいといつも言ってたみたいだ。若くして上京し、家族ができて暮らして、晩年を迎えた、そんなときに人は故郷に帰りたくなるんだろうか。

私はその町に行ったことがないし、どんな場所なのかも知らない。日本全国どこでもイオン化といった流れの中で、行ってもあまり変わり映えしない光景な気もする。私の目にはごく普通の光景が、義父の目には違うようにうつったのだろう。自分が駆け回った日々が思い起こされたのかもしれない。嫌な思いをした場所もあったのかもしれない。年をとると、苦みにも似た光景ですら懐かしくなるものだ。

そんな故郷への納税・支援は悪くないんじゃないかと思いたった。墓前にご飯を炊いてお供えしようと思った。時は秋、新米の季節。別に有名なブランド米でもない普通に美味しいお米なのだろうけど、きっと義父からすると特別なお米だ。

義父の故郷のお米を子供が食べる

なんだか不思議な気分だった。ゆかりのある土地と水で育ったお米を自分の子が食べている。仏前の写真でしかみたことがない人の故郷のお米だなんてことは何も知らずにこの子は食べている。美味しそうだ。満面の笑みだ。良かった。

ふるさと納税をこれからも活用しようと思う

その地にゆかりができた者として何かしらの貢献ができたらよい。一回利用するとやってくる「お得ですよ!お肉あるよ!」の宣伝メールには辟易するし、年末に向けてさらに増えてくのだろうと思う。

でも、何かしらの縁をそこに感じて、そこに出かけてみたいと思うようになるのならば、このふるさと納税の意味はあるのかもしれない。今回私は親類縁者としての縁だったのだけど、ふるさと納税を機にその場所を訪れることがあるのなら良い効果を生むのだと思う。

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