小学校受験の準備を始めて、比較的早い段階で「これは想像していた受験と違う」と感じた分野があります。 それが、四季・自然分野です。
算数や言語のように「練習すれば伸びる」ものとは違い、四季に関する問題は、知っているかどうかで差がついてしまいます。 しかもその内容は、普通に大人として生活していても、知らないことだらけでした。
大人でも答えられない四季の問題
例えば、突然こう聞かれたらどうでしょうか。
- フクジュソウは、どの季節の花でしょうか?
- 山茶花と椿の違いを説明できますか?
- 白黒で描かれた「麦」「稲」「ススキ」の違いは分かりますか?
正直に言うと、私は最初だいぶ迷いました。なんとなく、「・・・これは麦!?」といった感じ。
日常生活では、「花の名前を季節とセットで覚える」「作物を収穫前の状態で見分ける」といったことを、ほぼ意識していません。 ですが、小学校受験ではそれが“できて当然”の前提で問題が出てきます。
四季対策は「センス」ではなく「体系」
ここで大事なのは、「自然が好きかどうか」「外遊びをたくさんしているか」ではありません。
体系的に整理された知識に触れているかどうかです。
- この季節に咲く花
- この季節に実る作物
- この季節の生き物
- 季節ごとの行事や自然現象
これらを、「なんとなく」ではなく、はっきりと区別して理解しているかが問われます。
我が家の四季対策のバイブル
そこで塾で紹介されたのが、『ふれあい自然図鑑』の旧版(春・夏・秋・冬の4冊)でした。
この図鑑の何が良かったかというと、
- 四季ごとに完全に分かれている
- 花・植物・生き物・行事が整理されている
- 写真ではなく、シンプルなイラストが多い
- 白黒でも判別できる構図が多い
という点です。
小学校受験で出てくる自然分野は、 カラフルな写真そのものを覚えるというより、 特徴を抽出して理解する力が求められます。
その点で、この旧版は非常に相性が良いと感じました。
なぜ「旧版」なのか
現在、この図鑑はリニューアル版も出版されています。 ですが、受験対策という観点では、旧版のほうが明らかに受験問題にあっていると感じました。
理由はシンプルで、
- 過去問で使われているような絵に近い
- 写真が主張しすぎない
- 各季節の代表が全部載っている
からです。
リニューアル版は、 一般的な図鑑としてはとても良いのですが、受験問題には今はまだ使われていないテイストでした。
入手方法の注意点
注意点が一つあります。この旧版はすでに絶版です。
そのため、フリマアプリ・メルカリ等で受験が終わった家庭の中古出品を探す必要があります。
実際、受験シーズンが終わると「もう使わないので出品します」という形で 比較的状態の良いものが出てきていました。(我が家のはもうボロボロに・・・)
一方で、Amazonなどでは定価の倍以上で古本が売られていることもあり、正直おすすめしません。
どう使ったか(これが重要)
我が家では、まず1日1季節をじっくり読んで、「これはいつ?」と子どもに質問する遊びを毎週繰り返しました。 名前を覚えさせるより、違いを説明させる方が効果的です。
例えば、
- 「山茶花と椿、どこが違う?あそこに咲いているのはどっち?」
- 「麦と稲は、何になる?いつ収穫される?」
といった形です。
ここで大切なのは、 正解を言わせることより、考えさせることでした。
四季対策で一番大事なこと
四季対策で一番大事なのは、親が“これは特別な分野だ”と認識することです。
- 思ったより範囲が広い
- 思ったより細かい
- 思ったより親も知らない
この事実に早く気づけるかどうかで、準備の質が大きく変わります。
まとめ
小学校受験の四季対策は、後回しにすると、取り戻すのがかなり大変です。 受験の本番までにそう何度も季節はめぐらないので、図鑑と一緒に実物を見せられるのはその瞬間のみです。
- センスではなく、整理
- 感覚ではなく、言語化
- 写真暗記ではなく、絵柄の特徴理解
この意識を持って取り組めるかどうかが、大きな差につながると感じました。
次回は、 「行動観察は性格ではなく訓練だった」 というテーマで、実体験を書いていく予定です。