育児記録

子育てのなかで感じたことや知ったことをつらつらと書きます。

小学校受験の製作・巧緻性対策|センスではなく「量」がすべてだった

小学校受験の準備を進める中で、多くの家庭が戸惑う分野の一つが製作・巧緻性だと思います。 絵を描く、ハサミを使う、のりで貼る。一見すると「幼稚園でよくやっていること」に見えます。 時間があれば、だいたいの子は仕上げられるような内容なので、過去問を見たときは「何でこれの対策がいるのか?」の疑問がわいてました。

ですが、実際に受験対策として向き合ってみると、求められているレベルはまったく別物でした。 製作・巧緻性で見られているのは「作れるか」ではない

まず整理しておきたいのは、製作や巧緻性で見られているポイントです。 それは、「上手に作れるかどうか」ではなく「指示を理解し、時間内に、丁寧に仕上げられるか」という点でした。

これは、入学後の授業で、

  • 指示を聞く
  • 黙々と作業する
  • 一定時間集中する

といった姿を想定しているのだと感じました。

「作る練習」をしていないと、時間が足りない

製作では、

  • 何を作るか
  • どんな手順か
  • どこまで仕上げるか

が、短時間で指示されます。

このとき、作る経験そのものが少ないと、確実に時間が足りません。

  • どう作ればいいか考えているうちに時間が過ぎる
  • 手が止まる
  • 焦って雑になる

という流れに、簡単に陥ります。

我が家では、「上手に作る」よりもとにかく作る回数を増やすことを意識しました。

絵は「自由に描く」ものではなかった

絵についても、最初に感じたギャップは大きかったです。

小学校受験の絵は、

  • 自由な発想
  • かわいらしさ
  • アニメチックな表現

は、基本的に評価されません。

求められていたのは、

  • 「象」と言われたら、誰が見ても象
  • 「猫」と言われたら、特徴が分かる猫
  • 現実に存在する形を、簡潔に表現できること

でした。

つまり、リアリティのある「型」を持っているかが重要です。

描く内容は、ある程度「決めておく」

製作・絵の対策として効果的だったのは、

  • 「象はこう描く」
  • 「猫はこう描く」
  • 「木はこう描く」

といったように、描き方のストックを持っておくことでした。

「見たことがない生き物」や「笑っている自分の顔」といった指示が出ても、基本となる形を持っていれば応用が効きます。 ゼロから考える状態を作らないことが、時間内に仕上げるための鍵でした。

ハサミは「年少から」やっていても遅くない

製作の中でも、多くの家庭が苦戦するのがハサミです。

  • 線の内側を切る
  • 線の外側を切る
  • 角をきれいに処理する

これらを、短時間で、正確に行う必要があります。 この「きれいさ」も、はっきりと評価対象になります。

大人でも、久しぶりにハサミを使うと意外と難しいものです。 幼稚園児であれば、練習量がそのまま結果に出る分野だと感じました。

ハサミ練習で特に意識していた2つのこと

製作対策の中でも、ハサミの扱いについては、かなり意識して練習しました。

理由は単純で、ハサミは「できる・できない」が結果に直結しやすい分野だからです。 我が家では、特に次の2点を重視して練習していました。

①「線の内側か、外側か」を必ず守る

製作では、「線の内側を切る」「線の外側を切る」といった指示が、はっきり言葉で出されます。 この指示を聞き流して、「とりあえず線に沿って切る」という感覚で進めると、間違いなく減点になります。

形は合っていても、内側・外側の指示を間違えただけで評価は下がる。 この厳しさは、実際に練習してみて実感しました。

家庭では、

今は内側?外側?

どっちを残すんだっけ?

と、切る前に必ず口に出して確認するようにしていました。

②「いろいろな硬さの紙」を切る練習をする

もう一つ重視していたのが、 紙の硬さに慣れることです。

練習では、

  • 普通の薄い紙
  • 少し厚めの紙
  • 紙コップ
  • 紙皿

など、あえて切りにくい素材を使いました。

本番では、

  • 紙コップを切って何かを作る
  • 紙皿を切って製作する

といった課題が、過去にも実際に出ています。 これらは、事前に切ったことがないと、大人でも意外と難しい。

  • 力の入れ方が分からない
  • ハサミが滑る
  • 形が崩れる

といったことが、簡単に起こります。

「本番で初めて触る素材」を作らない。 これを意識して、日常の中で少しずつ練習を重ねていました。

丁寧すぎても評価は上がらない

意外だったのは、「丁寧にやりすぎる」ことが必ずしもプラスにならない点です。

  • 一つの作業に時間をかけすぎる
  • 全体が完成しない
  • 指示された工程が終わらない

こうなると、評価は下がります。

多少歪んでいても、時間内に、指示どおり完成していること。 このバランス感覚が重要でした。

製作・巧緻性は「家庭で差がつきやすい」

製作と巧緻性は、特別な教材がなくても家庭で練習できて、回数を重ねやすい分野です。 だからこそ、やっている家庭と、そうでない家庭の差が出やすいとも感じました。

才能やセンスではなく、どれだけ手を動かしたか。 これが、そのまま結果に反映されます。

家庭で意識していたこと

我が家で意識していたのは、次の点です。

  • 毎回テーマを決めて作る
  • 制限時間を設ける
  • 完璧を求めすぎない

親が横から手を出さず、「ここまでやろう」と区切りをつける。 この繰り返しが、製作に対する苦手意識を減らし、本番での落ち着きにつながったと思います。

まとめ

小学校受験の製作・巧緻性対策は、センスの問題ではない。才能の問題でもない。量をこなしたかどうかで決まる。

そう感じました。

指示を聞き、 時間内に仕上げ、 静かに作業できる。

その力は、 入学後の授業にもそのままつながります。

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