完全母乳でない場合の基礎知識
新生児を育てていくために、新米パパだった時を思い出して記録する。事前に知っておけばよかったことをひたすらに書いてみる。自分が使うことはないけど、検索で誰かの役に立つ日が来ることを祈りたい。 とにかく、それまで生きてきた中ではほぼ触れることがない品々。ドラッグストアに実はあるけど、意識しないと気づくことがないものたち。
用意するもの
- 哺乳瓶
- 粉ミルク
- お湯を作り出せるもの
- 哺乳瓶の消毒器(ミルトン推奨)
- 温度測定器
- 幼児用ハンカチ(手ぬぐい)
- 椅子
- 授乳用枕
- 幼児用の水
- おくるみ(ブランケットとか)
説明の前に
新生児が生まれてからしばらくの間、妻は母になり、父親ですら敵視の対象になる。正しさを主張するのではなく、妻の認識に一致しているかを細かく確認しないといけない。やってはいけない最たるものは「ネットで~~でも良いってのってたよ!?」等だ。妻は子を守るために神経質になっているので、認識違いの危ないやつ認定されると一人育児を始めて潰れていく。マジ危険。家族の平和を守るのは、父親のバランス感覚。
哺乳瓶
哺乳瓶にはサイズがある。最初は多く飲ませ過ぎてはいけなく、月齢ごとに1回の哺乳量と回数が定められている。あと、何時間おきに何回、一日で何mmlかまで決められている。最初は160mmlくらいからスタートし、飲む量が増えていったら哺乳瓶が変わるのだ。
哺乳瓶が1つだけというのは原則ありえない。2個~3個は持っておいた方がよい。これは消毒にかかわるのだけど、ミルトン等で消毒するときはつけおいてから何時間という決めがある。飲ませてから時間がたつ前にすぐ飲ませることもあるので、2個は最低でも必要。
また、注意すべきは乳首だ。つい恥ずかしくなってしまいがちだけど乳首だ。このサイズも乳児によって好みがある。最初は小さい乳首からスタートして徐々に大きくなる。乳首の先端に空いている穴が最初は小さいので、吸い込む力が弱い子は一つ上のサイズの乳首を試したりする。この乳首を買い換える必要も出てくるので、サイズを見逃してはいけない。
粉ミルク
粉ミルクはあちこちすごい数がある。病院で出産した場合、だいたいは病院が一式決めている粉ミルクがあるのでそれで進める。ただ、だいぶ味が違う?らしく、乳児が飲まない場合はミルクを買い換える必要がある。この粉ミルクは売っている価格が1つ2000円前後するのだが、買う場所によって値段が2倍くらいまで違ったりする。Amazonでお安く!!はだいたい高い。知る限りで最安値はカインズ。 味の好みが変わったりするので、あまりまとめ買いしすぎると後で泣くことになる。
粉ミルクの保管場所と保管方法も気を付ける必要がある。意外と冷蔵庫はあまりよくないらしいが、湿気に弱いので気を付けたほうがよい。そしてフタが外れやすいので、うっかりひっくり返してしまう惨事も生まれやすい。
哺乳瓶の消毒器
お湯で消毒というのも聞くが、3時間おきのミルクをあげるのに、3時間おきにお湯を沸かして消毒とかだいぶきつい。ミルトンで消毒がおすすめ。専用のケースと錠剤があるのでこれが一番楽だった。電子レンジでの消毒タイプもあるが、電子レンジの中がつねに綺麗にしている人でないとだいぶ抵抗感がある。綺麗好きではない妻であればいけそうな気もする。
温度測定器
「人肌の温度まで冷ます」なんて言われても、この感覚は全然定量的でないので分からない。乳児が熱くて泣いた日には妻からの目線がもうやばくなる。なので、哺乳瓶の温度を測定するアイテムが売られているのでそれで測定するのがおすすめ。ほんと、それなら定量的なので男でもやれる。
乳幼児用ハンカチ・手ぬぐい
乳幼児の肌は荒れやすいので、通常のものより優しい素材で作られている。それを知らずに普通のタオルでミルクこぼれをぬぐったりした日には妻の目線がやばくなる。乳幼児用の手ぬぐいを必ず用意しているので、それを準備してから授乳をはじめるのだ。
椅子
椅子、たかが椅子なのだけど以外と盲点。授乳のためには子供を安定させて飲ませる必要がある。その角度が意外とこまかく、一回決まったところでひたすら固定。この時間、5分やそこらではない。30分くらい同じ姿勢を覚悟する必要がある。それを3時間おきに。ちょうどよい椅子を用意しておかないと、軽い気持ちでやったら次からやりたくないレベルで詰む。
授乳用まくら
もうね、神。検索して(投げやり)
幼児用の水
熱いミルクを冷ますために水を加えたりするが、この水を水道水でやったら一発アウト。なので、ペットボトルで売られている赤ちゃん用の水をかならず用意すること。出かけるときには「熱い水」の水筒とこのペットボトルとかがあればだいぶ余裕。
おくるみ
赤ちゃんが安心して飲める体勢を作るために用意したほうが良い。何かにくるまれていると安心できるようで、落ち着いて飲んでくれることが増えていた。
さいごに
とにもかくにも、妻と夫の認識が一致しないと絶対にうまくいかない。冷静に話し合えるようであれば話し合いを。無理な時にはとにかく「妻の言うことに従う」ようにする。決して「ふつうは~」等と言ってはいけない。夫が思うよりはるかに妻は真剣で必死なのだ。